ぼやき17(JMBL育成クライマックス)
4月30日(土)に,人工芝を貼り替えて新装された仙台市民球場で,JMBL育成クライマックスの準決勝が行われました。対戦相手は名取ライジングさんでした。
準決勝にふさわしいとてもいい試合でした。結果は2対3。ロースコアの1点差ゲーム。どちらが勝つか最後の最後まで分からない展開でした。負けたのは監督である私の責任です。子供たちは広瀬スポーツ少年団の歴史に刻まれるすばらしい試合をしたと思います。
試合後の表彰式で,全員に第3位のメダルを首に掛けてもらいました。嬉しいことに私も手伝いでメダルを子供たちに掛ける機会を得ました。試合後すぐだったので,泣いている子供も多かったのですが,記念撮影をする頃には笑顔も見え始めました。
市民球場のベンチから通路を通って外に出た時に,皆さんが待っていてくれたんですよ,出口で。嬉しかったですね。父母の方々や遅い時間にもかかわらず応援に駆けつけてくれたOB、OB保護者の方々が,我々を出口で迎えてくれました。拍手までいただきました。何か高校野球でよく見る光景だなぁ…と内心思っていました。
いつもと同じ試合後のミーティング。普段はそれで終わるのですが,この日はそれだけではありませんでした。ミーティング後、気付いたら私たち指導陣は子供たち一人一人に声を掛けていました。そうせざるを得なかった…いや,そうしたかったのだと思います。こんないい試合をした子供たちに,何かしら感謝の気持ちやねぎらいの言葉を伝えたかった…あの時は負けた悔しさと子供たちの頑張りへの感動が入り混じった複雑な気持ちで気分が高揚していたので,よく覚えていませんが…冷静になった今,振り返るとそんな感じだったのかな…と。
さっきも言いましたが、高校野球最後の夏の大会で負けた後のような雰囲気…でも一つだけ大きく違うのは、今日の負けは「野球の終わり」を意味するのではなく、「これからのすべての始まり」だということ。
遅い時間だったので市民球場で解散しました。帰り際、わざわざ私のところに来て「さようなら」「ありがとうございました」などと言って頭を下げてから帰る子供たちの後ろ姿を見て、「このチームはこれからきっと強くなるな…」。そんな思いが込み上げてきました。
さあ、明日からまた…やるか…
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