ぼやき15(先週末のふり返り)
藤崎CUP・仙台市春季学童軟式野球大会が日曜日に行われました。勝ち進むと全国まで繋がる,少年野球界の大きな目標となる大会の一つです。コロナ禍の影響で直前まで活動自粛となり,十分な練習をすることができない中で臨んだこの大会。どのチームも手探りの状態で初戦を迎えたことだと思います。
しかし,活動自粛明けすぐの大会でどのチームも大変だったとはいえ,この時期に何とかやれたことは少しだけ希望の扉が開いてきたのかな…と思っています。
さて広瀬ですが,栗生スポーツ少年団さんと戦い,残念ながら負けました。
負けたとはいえ,子供たちはよく戦ったと思います。先発メンバーの9人の学年は,6年生が1人,5年生が7人,3年生が1人という若いチームです。とてもいい経験になったことだと思います。
特に成長が感じられたのは,6年生のT君です。T君は入団したのが5年生の途中からです。当然なことですが,はじめはフライやゴロを捕ることも大変な状況でした。それなのに,1年も経っていない今,チームのキャプテン,エースとして,マウンドに立っています。
実は先週,仙台市春季スポーツ少年団の大会があり,T君は先発投手として投げました。一生懸命投げましたが,結果は思うように行きませんでした。私たち指導陣から見ると,いきなりいい当たりをされたことにより弱気になってしまったことや,コントロールを気にしたことで腕を思い切り振ることができずに,いわゆるボールを「置きに行く」状態になっていました。
試合後T君に私が言ったことは,自分の力を精一杯出して打たれたのなら悔いはないけど,弱気になって腕を振れなかったら悔いが残るよ。相手に勝つ前に,自分の弱気な心に打ち克つことが大切だよ…というようなことをアドバイスしました。
1週間経って今週の試合で,T君は見事に克服することができました。試合前からずっと「相手に向かっていくこと」や「弱気にならないで腕を振ること」をベンチから言い続けました。T君は,気持ちのこもったボールを投げ込み,先週とは見違えるようないい投球をすることができました。アウトコース低めの球で、三振を奪うこともできました。
たった1週間で自分を振り返り,修正することができたT君。すばらしかったです!!まだ経験も浅く,これから学ばなければならないこともたくさんありますが,すべてのベースになっていく大切なことを掴んだようですね。6年生が1人しかいなくて大変ですが,野球を大いに楽しんでくださいね。私たち指導者も,T君が1人で大変な思いをしないように見守っていきたいと思います。
※ 広瀬スポーツ少年団では,これから試合が多くなっていきます。キッズの試合も行われます。キッズの試合では,はじめてのお子さんでも体験で試合に出ることができますので,是非ともご参加ください。また,広瀬小学校での練習でも,見学・体験を随時行っていますので,ご連絡をお願いします。グランドでお待ちしています。
ディスカッション
コメント一覧
ご指導ありがとうございます。
メンタル面のコントロールを子供のうちから経験できることは、スポーツの素晴らしさのひとつだと思います。
特に野球のようなチームスポーツは、個々の心技体を伸ばしつつも、日々の練習や試合での声かけなどを通して、仲間同士で協力し合い、助け合うことを学ぶ事ができる貴重な場です。
団員それぞれの経験ひとつひとつが大きな財産となり、野球に限らずもみんな少しずつ成長していくことと思います。
親の会もそうした子供たちの成長を間近に見ながら共有できることを、非常に嬉しく、そして楽しませてもらっております。
引き続きご指導のほど、よろしくお願い致します。
自分に勝つ!すばらしい事ですね。
よしひささん,返信ありがとうございます。自分に打ち勝とうと頑張る子供たちはすばらしいですね。私はいつもお酒の誘惑に負け続けています…(苦笑)