ぼやき21&学童新人大会青葉区予選②③
8月20日(土)の学童新人大会青葉区予選2回戦,3回戦。残念ながら広瀬は3回戦で木町通フレンズさんに負けました。この試合に勝てば青葉区の代表権が得られ,仙台市大会に進出できる大切な一戦でしたので、ここを目指して練習してきたこともあり、私としてはどうしても子供たちに勝たせたいと思っていました。
しかし結果は負けました。負ければそれはすべて監督の責任です。子供たちはとてもよく頑張りました。試合後のミーティングでも子供たちには「はなまる💮な試合だったよ👍」と伝え、子供たちの健闘を称えました。
ここからが本題です。それは負け惜しみだろう…と言われるのを覚悟で書きますね😅
この試合で一番気になったのがピッチャーの投球数です。新人チームでは中心となってピッチャーをやる子供が3人ほどいます。T.Mくん、M.Kくん、T.Kくんの3人です。その中でもT.Mくんが軸となってこれまで投げてきました。ところが、最近T.Mくんの調子が思わしくなく、本来のピッチィングが出来ておらず、不安を抱えていました。この日も誰に投げてもらうのか監督として迷っているところでした。折立さんとの試合では、とりあえず3人に少しずつ投げてもらい、様子を見ることにしました。結果的に木町通さんとの試合にT.Mくんを先発させる決断をしたのですが、折立さんとの試合でT.Mくんは、約40球ほど投げていました。
木町通さんとの試合は、5回が終わった段階で2対2の同点。緊迫した試合です。残すは最終回6回の攻防のみ。この時点でT.Mくんは約70球を投げています。前の試合と合わせると100球越えです。普段私の中では、練習試合50球、公式戦は80球が目安です。好投を続け、いくらスタミナのあるT.Mくんでも、もはやこれ以上投げさせるわけにはいきません。「もうあと1回何とならなかったのか…」この質問には間違いなくノーと答えます。ベンチのIコーチも同じ考えで、私は迷いなくピッチャーを交代しました。結果は負けです。でもそれは、交代した次のピッチャーの責任では決してありません。(監督としての私の責任です。)
このブログの固定ページに「野球のとらえ方」というページがあります。その④の中で、私は学童野球においては、「勝つことよりも子供たちの体のことを優先にしなければならない場合がある」と書きました。今回はこの場面がこれに該当しました。いや、むしろ100球以上投げさせてしまい、もっと早く交代させればよかった…と後悔しているくらいです。
この試合に負けたので、次の日は敗者同士の交流戦に参加しました。交流戦は勝ち負けではなく、子供たちの経験値を高めるのが目的で、この日の2試合では普段あまり投げる機会のない子供たちに投げてもらいました。子供たちは異口同音に「ピッチャーは楽しかった。」と言っていました。ピッチャーだけでなく、ほかのポジションの子供たちも伸び伸びとプレーし、たくさん収穫のある交流戦となりました。
前日木町通さんに負けて悔しかったはずでしたが、収穫がたくさんあった交流戦を経験した後に、私の中に一つの疑問が湧き上がってきました。それは、「もし木町通さんに勝って代表決定戦に進んでいたら、いったいどうなったのだろうか…」ということです。おそらくその答えは、T.Mくんを含めた3人のピッチャーの酷使…だったのではないか…ということです。勝っていれば青葉区代表権を得ていたとはいえ、次の日も第1代表~第4代表まで決めるガチンコでの公式戦。負けるわけにはいかないはずです。そこに、必然的に子供たちへの無理使い、負荷を大きくかけていたはずです。(大人のエゴで子供たちに故障させなくてよかった~)
この課題は、野球を続けていく限りこれからも続いていくわけですが、解決策が無いわけでもありません。
一つは、「同じ力のある高い能力のピッチャーをたくさん育てる」ことです。これは我々指導者の努力と、保護者と一体となってチームの子供をもっとみんなで増やしていくことで乗り切れるのかもしれません。もう一つは、「大会日程の見直し」です。ガチンコで1日に2試合やり、次の日もまたガチンコで2試合やらなければならない…これは子供たちにとっても指導者にとっても、あまりにも過酷な状況です。ガチンコでやるのは1日に1試合。もしどうしても2試合やるのであれば、次の日は試合を行わない…などのルールを作り、もっと日程に余裕を持たせた計画を立てていくことが必要なのではないでしょうか。これについては、我々大人がもっと声を挙げていかなければならないと思っています。
長くなってしまいましたが、久しぶりに「ぼやき」にふさわしい内容となり、「ばやきじゃないじゃん…」と、つっこみを入れられなくて済む…と一安心しています😅
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