ぼやき20（３年生大活躍！）
6月１９日（日）の桜ヶ丘キラーズさんの親善招待試合。主力の２人が怪我のため，３年生を４人連れて行きました。その内の一人（S.Yくん）は２年からレギュラーで試合に出ており，今では３年生で主軸を打つ中心選手になっています。他の３人（M.Kくん，H.Hくん，S.Hくん）はこれまでキッズチームで中心選手となって活躍しています。最近になって，ちょこちょこ投げ野球をやり始めました。
その３年生が，目を疑うほどの驚くべき大活躍をしました。ホームランを含む２打席連続の長打（M.Kくん）。レフト後方の難しい打球を，バックして体勢が崩れながらの好捕（S.Hくん）。予想を遙かに超えるプレーに，ベンチを含め広瀬応援隊は大盛り上がりでした！！
「こんなことがあるから野球は楽しい…やめられない…」
実は試合前にこんなことがありました。先発出場を発表してしばらくしてから，普段はあまり自分からは話しかけてこない３年生のM.Kくんが，私のところに近寄って来て，「監督，サインが分からないので教えてください。」と小さいながらもハッキリと聞こえる声で言ったのです。ほぼ初めての投げ野球なので，本来なら私の方からサインを確認しなければならなかったのですが，自分から聞いてきたのです。私が予想するに，M.Kくんは私に聞きに来る前にかなりの心の葛藤があったのではないかと…「聞くべきか…，そのまま知らないままプレーするか…」そこにはおそらく大きな壁があったはずです。
M.Kくんは勇気を出してこの壁を超えて私のところに来ました。この前向きな姿勢が，この日のM.Kくん大活躍の背景にあったのではないか…と考えています。「野球には子供たちのいい面を引き出すこんな力もあるんだな…」改めて，そう思うのでした。